2007年09月04日

ビールをほどほどに飲むこと

生活習慣病関連を持つ知的当事者の支援は?
と言う記事を書いたが、薬をもらいこの1ヶ月当事者は支援者の言うままに、健康のためにビールを摂生し再び検査を行った。

結果は…
約1ヶ月の我慢のかいあって見事正常値に戻った。
彼はこの間、周囲の人に「ビールを飲みたい」と激しくアピールし、その度に介助者から「ビール禁止」と言われ続け、自ら腕でバツを作り「飲んではダメ」と飲まずに我慢してきた。

健康のためと、
水分補給に努め、飲み会の席でもお茶で我慢して来た。その結果としての正常値。

「快気祝いに飲もうか!」と言いたいところだが、そうもいかないだろう。

 入所施設なら単純に「健康のために今後もビールは禁止!」と決めてしまえば、「その内本人もあきらめる」と言う発想もするかもしれない。

 でも、私も「健康のため」とは分かっていてもビールも飲めばタバコも吸う。深酒をすれば、「無呼吸症候群」なるものにもなるが、お酒もタバコも止めない私。
 そんな私が、当事者に対し「健康のため」と言ってビールを禁止にしても何の説得力も無い。
 
検査結果が危険値ならば、それはそれで根拠もあり、なんとしてもその結果を伝える努力をするが、今回正常値に戻った当事者を目の前にして何を根拠に「ビール禁止」と言えるだろうか?

「以前のような飲み方をしていたら又数値が上がるよ」とは言える。でも、「すべて禁止」とはいえ無いだろう。

 結局、「ほどほどに飲めば良い」と言うことになるのだが、この「ほどほどに飲む」と言う事に付き合うのは実に難しい。
 本人に委ねれば毎日飲むことになるだろう。かといって介助者に委ねればいろいろ面倒な事はいやなので「禁止」とした方がややこしくない。

 親元やグループホームならいつも同じ人が当事者の事を見ているので、それなりの見極めもできるだろうが、日々違うヘルパーを使って暮らす一人暮らしの当事者の場合には、各ヘルパーの価値観や感覚によっても違うだろうから、ある程度の決まりごとも決めなければならないだろうとも思う。

 さてさて、
ではいったいどのように決めていけばよいだろうか?
 皆さんの所ではどのように取り組んでいますか?
posted by 岩ちゃん at 18:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 支援を模索する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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