2008年12月01日

第2期多摩市障害福祉計画策定市民委員会 (第2回部会)

 今回の市民委員会部会では、あいさつ並びに先の策定委員会の報告もそこそこに、各部会(身体・知的・精神・事業所)に分かれ、「具体的な数値」についての検討と言うことになった。

 私は、知的部会に参加しているので他の部会の検討内容については、12月15日に開かれる策定委員会を待つようだが、ここでは知的部会で出された話について報告します。

 「知的に関するサービスの具体的な数値を」と事務局から言われたのだが、2時間足らずの時間でいったい何が話できると言うのか?と言うのがまずもっての疑問。さらに、「数値を」というのに検討する材料がほとんどない。それそれが関わる活動や状況の中から、必要性や想いを語り合うことはできても、サービスの数量をどのように出すかについては、具体的な資料が必要。なので、「増やす」「現状維持」「減らす」などと言う話でしかない。そんな状況の中で今日の話を受け、策定委員として委員会の場に何を持っていけば良いのか?途方にくれる。

 そんなことを思いつつ、それでも皆さんから様々な意見が出された。そして、出された意見を集約してみると、「第1期計画がいかにずさんなものであったか」と言う事が分かった。

まずは、日中活動系サービスについて。
 日中活動系のサービスとしては、「生活介護」「就労移行」「就労継続」「地域活動センター」といったものがあるが、第1期に出されたH18〜H23までの数値について見ると、現状通所訓練作業所や授産所といった場にH18年時点で通っている人の人数のみで表されていると言う事。
 すなわち、単にH18年度時点で法外で行っている作業所がH23年までに法内事業に移行すると言うだけの数値である。
 と言うことは、H19年以降学校を卒業した人たちの人数は入っていない。又、市外の作業所に通っている人の人数も入っていない。さらには、精神当事者の退院促進で地域で生活を始める人の数も入っておらず、全く持っておかしい数値となっている事が分かった。
 又、各作業所はそれぞれの想いや実情に照らし合わせて、いづれかのサービスに移行することになるが、国の動向も揺れる中で、各作業所はどのサービスに移行するかと言う点で頭を悩ませている。よって、現時点で各サービスごとに人数を出す事は全く意味が無い。
 さらには、地域生活支援センターが型と型しかなく、その中間に位置する型の数値は0人。どうやら18年度時点でのアンケートで出されたものに型を希望する所がなかったためらしいが、各作業所に状況によっては型もありうると言うと言う意見も出され、第1期に立てた計画が中身の伴わないものである事が、全員の想いとなった。

続いて、生活面についての話として、グループホームとケアホームの実績が、現時点で概ね計画通りになっており、H23年度までの計画人数については、決して多くはないと言う事で一致した。
 しかし、グループホームやケアホームの伸びに比べ、居宅介護の伸びが低い事が指摘された。
 居宅介護の方は、既にH21年の数値目標に迫る勢いであり、数値の見直しが必要である事でまずは一致。
 第1期の計画では「H20年度まではそれまでの伸び率に応じて数値を算出。H21年度からは各サービスが整う中で、5%の伸びを見込む」とあった。
 しかし、ある作業所では「自立生活をしている人が4人いるが、その内グループホームを利用している人は1人。3人は居宅介護を使い生活している」「知的障害者の生活はグループホームと言う立て方は間違いであり、数値の見直しは必要」
 さらに、「知的障害者の場合の自立のきっかけは、日中活動等の中で生まれてくるケースが多く、日中活動系サービスが充実すれば、おのずと居宅介護の伸び率は増える」と言う意見が出された。
 そして、「この計画の伸び率は、月あたりの居宅介護の時間数で算出しているが、実際自立生活を始める人が出てくれば、一気に数値は伸びる。よって、時間数の伸び率から算出するのではなく、市として一人当たり平均どれだけの居宅介護を利用するか、そして市として何人の知的障害者の自立を目標とするかと言う点から居宅介護の数値を出す必要がある」と言う意見が出された。
 さらには、「超高齢化が進んでいる多摩市においては、家族が見れなくなると言うケースも進んでいく事を加味する必要がある」と言う意見もあった。

 その他、移動支援や相談支援事業に関することも出された。そして、これらのサービスを実施していくために「いかに人材を確保するか?」と言う点において別に議論が必要であるとの意見も付け加えられた。

 結局の所、行政にしてみれば予算の絡みもあるのだろう。なので、障がい当事者の暮らしは二の次で、自分たちの予算にあった暮らしを当事者に強いる計画でしかないと読めば整合性はある。
 しかし、第1期を終える中で、その計画自体が全く実情にあっていないことを、現場を持つ一人一人が感じている事が伝わってきた。

 さて、部会で出されたこれらの意見が策定委員会でどのように反映させられるのか?一委員として皆さんの意見を充分に伝えなければとプレッシャーがかかる。

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posted by 岩ちゃん at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 福祉計画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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