2009年12月18日

本日のガイヘル情報交換会は…

三多摩地区の知的ガイヘルに関わる人たちが集まり開いているガイヘル情報交換会。
本日は、調布が担当で「ガイヘルの個別給付化への移行」をテーマに話されました。

 東京では措置の時代から、
知的障害者ガイドヘルプ派遣事業
  ↓
支援費制度における移動支援
  ↓
自立支援法における地域生活支援事業
という流れがあります。

2002年に初めてガイヘルが制度化されてから7年。
中身の話よりも制度の話ばかりに翻弄され、ここに来てようやく制度が落ち着きを見せ始めた所での、個別給付に戻すと言う話。

 いい加減にしてくれ!!

と叫びたくなるが、そもそもは当事者個人に対し保障されるべき制度であるから、個別給付に戻すと言う事は大事だと思う。

 現状地域生活支援事業として各市区にその運用を任されているのだが、その財源は他の制度と一括なので、各市区が福祉施策の何に重点を置くかで取り扱いが変わってくる。
 東京都は通所訓練事業補助金の廃止し、現状の作業所の法内化を目指しているが、現実小さな事業所は訓練等給付の給付費で作業所を運営する事が厳しく、それを補うための地域生活支援センターと言う枠で現状の活動の保障を考えている。
 その事自体はよしとされても、一括の予算の中でそこに多くのお金を費やせば自ずとガイヘルの予算が削られる事になる。

 なので、個別給付の枠に戻し個々人が必要とする支援を確保しなければならない。

 しかし、この間各市区の裁量に委ねられたことにより、国の平均をはるかに上回ったり、使い勝手の部分の改善を独自に進めて来た市区もそれなりにあり、単純に右から左へ移行すると言うわけにもいかない。

 今日の報告では、視覚障がい者の移動支援は来年4月の移行を目指しているらしい。
 では、知的ガイヘルは?

 集まった人たちの議論の中心は「移動支援」と言う言葉が「移動」と言う事のみに引きづられ、本来知的当事者が求めている支援と必ずしもイコールではないと言う話。

 又、これまで担われてきた中身が「余暇活動」と言う枠で括られる事が多く、たとえ現場で当事者と様々な向き合い方があっても、「余暇」と言う余分な事のように思われてしまう状況。

 そもそも、この制度は親や家族のための制度なのか?それとも本人自身が使う制度なのか?と言う話など。

 私自身知的当事者自身の制度であると思うが、その制度をめぐって話をするのは、家族や事業所といった本人以外の人たちと言う現実。

 単純に、どこをどう取れば成り立つのか?と言う話も現実担う側にとっては重要なことなのだが、当事者でない私たちが議論していると言う事に自戒し、単なる制度の議論ではなく、それぞれが相対する当事者の生活全般に渡り、制度全体がどうあるべきかを考える必要があると思いました。

 そんなことをこの場でグダグダいっていても、国を始めとする行政は事を進めていくだろう。
 又、最近「障がい者政策プロジェクト」なるものが始まっているが、果たしてそこに知的当事者の現実が反映されていくかはとても疑問。
 まして、「障がい当事者」がプロジェクトに参加している事で、ますます知的当事者は茅の外に置かれてしまうのではないかと危惧しています。

 そんなことで、兎にも角にもガイヘルが持つ意味とそのあり方を様々な場で議論しなければならないと思いました。
posted by 岩ちゃん at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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