2011年02月12日

かぼちゃ畑第1日目

本日2本目のブログ。

いよいよかぼちゃ畑にやってきた当事者Oさん。
これから自立生活に向けたやり取りが始まる。
と、思っているのはもしかしたら周囲の支援者や親だけかもしれない。

親もとにスタッフYさんと一緒に迎えに行くと、超ご機嫌でリュックを背負い人を押しのけ車に乗る勢いのOさん。
「おっ!やる気満々!」
と思いきや・・・

かぼちゃ畑に入りオリエンテーションを始めるとちょっと気分は下降線。
その内ヘルパーのMさんもやってきてあれやこれやと打ち合わせ。
ますます気分は下降線?

でも、あれこれ生活に必要な物をリストアップし、「よし!二手に分かれ生活用品を買いに行く組と今晩の食材等を買いに出かける組とに分かれて出かけよう!」と言えば、再び上昇気流。

しかし、いざ買い物が始まり「どれにする?」「何色が良い?」などと聞いていると再び下降線。
ショッピングカートを押してもらい、私がカートの方向を定めるためにカートの前を引っ張る形で歩いていると、
カートがやけに重い。Oさんカートを押しているのではなく、カートに引かれて歩いていた。

帰宅後買ってきたものの整理をするが、本人手もち無沙汰。
「CDでも聞くか?」と言えば少し気分は盛り上がるが、いろいろ自立生活に向けた話をすると気分が下がる。

調子が下がると人に手を出す人なので、スタッフYさんも緊張する。
もしかしたら必要以上に気分を盛り上げようとしていたかもしれない。

それでも、
夕食ができると気分は上々。
「せっかくの初夜だから4人で食べよう」と声掛けしてようやく食卓がそろうのを待っている様子。
食事が終われば服薬や歯磨きを声掛けすれば難なくこなす。(介助つきですが)

一段落したところで、私は退散。
この後の事はOさんはもちろん、スタッフYさんも今日半ば研修でやってきたヘルパーのMさんも初めての体験。
そして、この私はと言えば・・・

これまで自立生活を始める人がいた時の初夜は、必ず私が丸々1日。ともすれば丸2日。一緒に過ごし本人の様子や私とのやり取りからその先を想像しつつ人に委ねるという順序で支援をしてきた。
なぜなら、私自身が当事者の事を知らなけれ他の人に委ねられないからと考えているから。
でも今回は1/4日付き合い、それも引っ越しにまつわるやり取りが中心で、本人を理解したり理解したうえで他の支援者にどう伝えていくかについてのやり取りはほとんどスタッフYさんに委ねた。

今晩この先どうなるのだろうか?
皆さんにとっても初めての夜だが、私にとっても初めての夜を初めて人に委ねると言う事になる。

ドキドキもの・わくわくもの。

CIL系の自立生活プログラムは、まず本人の「自立生活」についての意思が問われやる気や方法が先にある。
しかし、重度知的当事者の場合は、「自立生活」が何かを明らかにするところから始めても何も始まらない。
それより、一つ一つの経験を積み重ねる中で、振り返れば「これが自立生活」「これが私の生活」担っていくものだと思っている。

そして、支援の立場にいる私たちは、彼が一つ一つ実感していく中で彼自身が振り返り「これが私の生活」と言えるものを支援していくのだろうと思う。

さて、どんなことが待っているか?
わくわくよりもやっぱりドキドキの方が大きいかも。
posted by 岩ちゃん at 21:15| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自立生活企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/185606715
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック